ADMATRIX DSPの「デバイス設定」に関する注意点
今回は「ADMATRIX DSP」を配信する際に注意すべき、デバイス設定について解説します。
ADMATRIX DSPには媒体独自の設定があり、仕様を正しく理解しておかないと意図しない配信が行われる可能性があるため、注意しましょう。
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目次
DSPとは
DSPはDemand-Side Platformの略称で、広告主や広告会社が使用する広告枠の買付、広告配信、掲載面やオーディエンスのターゲティングを一括管理するサービスのことです。広告主はDSPを通して配信するターゲットや予算、広告クリエイティブを設定し、その後はDSPが自動で最適化をし、効果的な広告配信を行います。DSPはターゲットだけではなく、複数の配信先から単価が低い配信先を選定するため、費用対効果の高い広告配信を行うことができます。
※BtoB企業向けのDSP選定で迷っている方は以下の参考記事もご覧ください
ADMATRIX DSPの特徴
ADMATRIX(アドマトリックス) DSPとは、株式会社クライドが運営するDSPです。
ADMATRIX DSPのデバイス設定に関する注意事項について解説する前に、ADMATRIX DSPの基本的な特徴をおさらいしましょう。
1.独自のターゲティング
ADMATRIX DSPは、国内最大のIPアドレスDBを保有する会社との連携しているため、IPアドレスをもとにした企業単位でのターゲティング配信ができる「オフィスターゲティング機能」があります。また、動的IPアドレスの特定ができるDOI(Dynamic Office IP Identification)により、従来ではターゲティングできなかった中堅・中小企業のターゲティングが可能です。
2.豊富なクリエイティブパターン
通常のバナー広告だけでなく動画やニュースアプリ向けのDynamic Native Adsなど様々なクリエイティブフォーマットに対応しています。また、クリエイティブ内に配信先の企業名や業種名を動的に挿入できる機能もあります。
3.配信企業レポート
前述のオフィスターゲティングを実施した際に、配信した企業1社単位で広告成果(クリック、視聴率、CV等)を確認できるレポート機能があります。
参考:リード獲得の成功事例!企業ターゲティング広告を用いた新規リードの獲得方法
さらに、「オフィスCV」という指標を見ることもできます。「オフィスCV」では、1つの企業の中でも広告接触者とCVしたユーザーが異なる場合に、「オフィスCV」として計測。広告接触ユーザーとCVユーザーがIPアドレスで同一企業と判定した場合は「オフィスCV」として計上し、効果を可視化します。
ADMATRIX DSP デバイス設定の注意点
ここからは、今回の記事の本題に移ります。
ADMATRIX DSPのデバイス設定に関して、たとえばBtoB企業の広告配信など「PCユーザーのみに広告を配信したい」という場合の注意点です。そもそも、ADMATRIX DSPは、デバイスに応じてキャンペーンを分けて入稿する仕様になっています。
その際、ADMATRIX DSP上では下記の「PC」「スマートフォン」の2種でキャンペーンが管理されることになります。
注意したいのは、「PC」の中に「タブレット」も含まれるという点です。例えば、他媒体でPCのみに配信しており、ADMATRIX DSPでもPCのみの配信にしたい場合、通常通りPC用のキャンペーンで入稿してもPCのみの配信にならず、タブレットが含まれてしまいます。特にBtoB向けの商材を扱っている場合などは広告の配信面をPCに限定している場合もあるかと思いますので、PCのみに配信面を限定したい場合は別途タブレットの配信除外設定が必要になります。
タブレットへの配信を除外する方法
タブレットへの配信を除外する方法があります。除外するためには、PC用のキャンペーンを作成する際に、追加のデバイス設定でPC用のデバイスを設定します。下記の画像のようにWindows、Macを選択することでPCのみの配信に絞り込むことができます。
まとめ
今回はADMATRIX DSPを配信する際の注意点をお伝えしました。
PC・タブレット・スマートフォンを明確に切り分けて配信する際には、ADMATRIX DSPのデバイス設定の仕様を理解したうえで配信準備を進めましょう。
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