スマートニュース広告とは?広告メニューの特徴や仕組みを徹底解説

無料ニュースアプリSmartNews(スマートニュース)は、「スマニュー」の愛称で親しまれる情報量No.1アプリとして、すでにご存知の方も少なくないと思います。

しかし、スマートニュースで広告を掲載できることはご存じない方もいらっしゃるのではないでしょうか。

今回はスマートニュースが提供している「SmartNews Ads」の概要と、広告出稿する際の注意事項をまとめました。

SmartNews Adsの配信をすべきか迷っている方、配信する手順を詳しく学びたい方はぜひご一読ください。

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スマートニュース広告とは

スマートニュース広告(正式名称:SmartNews Ads」は、日本最大のニュースアプリであるSmartNews上に広告配信することができるサービスです。

利用できる広告メニューには①運用型②予約型があり、ディスプレイ広告と動画広告を出稿することが可能です。

主な配信面はSmartNewsアプリのフィード面と記事面の2種類があり、スマートニュース内の記事と並んで表示されることから、他の広告媒体と比べて「広告感」が薄く、自然とユーザーの目に入りやすいのがスマートニュース広告の一番の特徴です。

<フィード面(ChannelView)>

<記事面(SmartView)>

スマートニュース広告の特徴

基本的な媒体特性をご理解いただいた上で、他の広告媒体と比べて、スマートニュース広告はどのような特徴をもった広告媒体なのかご説明します。

1. 広告感が薄く、広告がクリックされやすい

先ほどお伝えした通り、スマートニュース広告の一番の特徴は、広告がニュース記事と並んで掲載されるという点です。スマートニュース広告は、広告が記事のひとつのように表示される「ネイティブ広告」です。以下の画像のように、広告が自然な導線で表示されるので、広告を忌避するユーザーにも比較的クリックされやすいのが特長です。

<配信例 東京都庁>

2. 多様な広告フォーマットを提供している

媒体公式資料より

スマートニュース広告では、リアルタイムに入札が行われる「運用型」と、決められた掲載枠を枠買いできる「予約型」の2種類の広告メニューが存在します。

運用型では、任意のフィード面と記事面に動画広告を掲載できる「Standard Video Ads」と、ディスプレイ広告を掲載できる「Standard Ads」の2種類があります。(予約型も同様に動画広告とディスプレイ広告の両方を出稿可能です)

目的にあわせて広告フォーマットを選択できることから、認知拡大やサイト誘導、コンバージョン獲得など、さまざまな目的をもった広告主に利用されています。

3. 豊富なターゲティング

スマートニュース広告には「標準ターゲティング」「SMARTターゲティング」という2種類のターゲティング方法があります。「標準ターゲティング」は管理画面で設定したターゲティングに応じて広告配信を行う方法で、「SMARTターゲティング」は広告の目的や配信結果、ユーザー行動などに基づき自動駅にターゲティングが最適化される方法です。

また、スマートニュース広告ではユーザー自身がアプリ内で設定したプロフィール情報に加えて、スマホのOSやキャリア、アプリ上での行動データなどを推定してターゲティングすることが可能です。

媒体公式資料より

Google広告、Meta広告などと同様に、自社のウェブサイトに訪問したユーザーや、類似拡張に基づくオーディエンス作成など、カスタムオーディエンスを設定することも出来ます。

スマートニュース広告の種類

先ほどSmartNews広告の配信方法には「運用型」「予約型」の2種類があるとお伝えしましたが、それぞれのメニューで配信方法や費用発生の仕組みが異なるため、詳しく掘り下げてお伝えします。

運用型(SmartNews Standard Ads / Standard Video Ads)

予約型とは違い、入札戦略の設定や広告を配信するオーディエンスを柔軟に選択できます。

最低出稿金額はなく広告費用は配信した金額分の支払いとなります。トップ面・各チャンネル面・記事面などSmartNews Adsのすべての配信面に広告を表示できます。表示形式は静止画・動画・カルーセルの3パターンです。運用型では配信結果に応じて即時的に入札調整を行うことが出来るため、目的に応じて広告の費用対効果を検証しながら配信したい場合におすすめです。

  • インフィード広告

トップチャンネル含めた各チャンネルのニュースフィード面や記事面に動画またはバナーを掲載できます。

  • 動画広告

トップチャンネル含めた各チャンネルのニュースフィード面や記事面に掲載できます。

  • バナー広告

トップチャンネル含めた各チャンネルの記事面に掲載できます。

予約型(New Premium Video Ads/New Premium Display Ads)

予約型は、配信期間と出稿額をあらかじめ決めて配信する仕組みです。最低出稿金額は1枠250万円~と、運用型に比べて高額に設定されていますが、広告表示回数や掲載期間の保証が受けられるため、ユーザーリーチを最大化して認知拡大したい場合におすすめのメニューです。

予約型では、トップ面を含む各チャンネル(※)のファーストビューに広告を表示できます。表示形式は、静止画か動画の2パターンです。

※チャンネルとはトップ・エンタメ・国際・クーポンなどの記事をカテゴリごとに閲覧できる機能のことを指します。

スマートニュース広告はどんな人におすすめ?

以下はあくまで一例ではありますが、スマートニュース広告の配信目的として、以下のようなニーズを持っている方は、配信を検討する価値があると思います。

(厳密に言えば、広告のKGI/KPI、予算、許容CPA、ターゲティングなど諸々の変数を考慮して配信するか検討したほうが良いので、自社で広告配信の判断が難しい場合は、広告代理店に相談するのも有効です)

1.費用を抑えて広告を配信したい

スマートニュース広告の特徴は低予算での配信が可能な点です。これは、他の広告と比較しても低いCPC(クリック単価)で広告を配信できます。あくまで目安ではありますが、弊社の運用経験上、1回のクリック当たり約10〜100円で広告配信できるケースが多いです。

Google、Yahoo!、Meta広告などの運用改善をやりきって、第二・第三の矢としてスマートニュース広告の配信を検討される広告主の方が多いと思いますので、試験的に一部予算をアロケーションしながら、費用対効果を検証していきたい場合などはおすすめです。

2.ビジネスパーソンや情報感度が高い人に広告を表示したい

スマートニュース広告はSmartNews上に広告掲載できるサービスのため、広告配信を検討する際は、SmartNewsのユーザーと自社のターゲットユーザーが合致しているのか確認しましょう。

基本的なデモグラフィックとしては、20代~50代の働き盛り世代が全体の約6割を占めており、朝の通勤時間を中心に、利用頻度の高いニュースアプリであるため、ビジネスパーソンをターゲットとしているBtoB商材や、情報感度の高いユーザーに広告配信したい場合にはスマートニュース広告の配信がおすすめです。

媒体公式資料より

3.新商品や期間限定のキャンペーン情報をユーザーに届けたい

先ほどお伝えした通り、SmartNewsのユーザーは情報感度が高い人が多いです。

そのため、新商品の情報や期間限定のキャンペーンを打ち出したい場合などは、新しい情報を求めているアクティブなユーザーと相性が良いと考えられます。

例えば、新しい商品を売り出したい小売店などが広告を初めて打ち出したい場合などは、SmartNewsで広告を出すことで、低予算で広告の成果がわかるため効率よく効果検証を行うことができます。

スマートニュース広告を配信する際のポイント

ここまでスマートニュース広告の基本的な特徴や、どのようなケースで配信すると良いのか解説してきましたが、スマートニュース広告を出稿する際のポイントについてお伝えします。

以下は一例であり、細かな運用ベストプラクティスはSmartNews Ads公式ヘルプにも記載がありますので、あくまで配信前に押さえておくべき重要事項をピックアップします。

1.機械学習の学習効率を踏まえたアカウント構成にする

これはスマートニュース広告以外の運用型広告にも言えることですが、広告効果を最大化する上で、機械学習の学習効率を考慮したアカウント構成にすることが重要です。

学習に必要なCV数はアカウントのターゲットや商材、予算などの諸々の変数によって変動があるため、一概に何件のCV数があればよい、というものではありませんが、SmartNews広告のヘルプには、最適化にはクリエイティブ単位で最低10件のCVが必要と記載されています。(参考:SmartNewsアルゴリズム

(運用型広告における機械学習アルゴリズムの基本的な仕組みを理解したい方は、以下の記事をご覧ください)

2.画像は中心の80%しか表示されない

スマートニュース広告では、配信される静止画は下記のように中心から80%が表示されます。つまり、元々用意していたバナーのうち、外枠の部分がカットされてしまいます。この仕様を知らないと、不自然な広告の表示になってしまう可能性があるので、あらかじめ中心から80%が表示されることを予測してバナーに余白を設定しておきましょう。

3.クリエイティブは自動で審査されない

一般的な広告媒体では広告を入稿すると自動で審査がおこなわれますが、スマートニュース広告では管理画面の「審査申請」ボタンを押下しないと審査が行われません。GoogleやYahoo!広告の運用に慣れていると対応し忘れてしまうことがあるので、スマートニュース広告では「広告を入稿したら必ず審査申請を行う」ことを忘れないようにしましょう。

スマートニュース広告の入稿規定

続いてスマートニュース広告の入稿規定についてご説明します。

「運用型」と「予約型」のそれぞれで入稿規定も違います。具体的には「運用型」は随時入稿可能で、即時配信が可能です。一方、「予約型」は1週間前までの入稿が必要で、配信期間の指定が可能です。

テキストの文字数や画像サイズも「運用型」と「予約型」で異なりますので、事前の確認をおすすめします。

運用型(SmartNews Standard Ads / Standard Video Ads)

媒体公式資料より

媒体公式資料より

予約型(New Premium Video Ads/New Premium Display Ads)

媒体公式資料より

媒体公式資料より

スマートニュース広告の始め方

最後になりますが、スマートニュース広告を配信する手順について解説します。

スマートニュース広告を配信する場合、最短でも配信までに1週間以上の日数がかかります。他の媒体でも同様ですが、広告の配信を開始する際はあらかじめスケジュールに余裕をもって配信の準備を行う必要があります。

初期設定

スマートニュース広告を配信するには、SmartNews Adsの取扱のある広告代理店から申込みを行うことで広告掲載を開始することができます。

広告代理店様を介さずに広告掲載をご希望の場合は、お問い合わせフォームの「お問い合わせ種別:広告の新規契約に関するお問い合わせ」を選択後、必須項目を埋めた上で問い合わせを行う必要があります。

運用型(Standard Ads)の場合

大まかな配信設定のフローは以下の通りです。

媒体公式資料より

⑴広告アカウント申請

Standard Ads広告アカウント開設申込フォームよりアカウント発行申請を行う必要があります。申請時に企業・商材審査を実施される流れです。フォーム URL が分からない場合は、媒体担当者か問い合わせフォームからの問い合わせが必要です。

注意点としては、商材ごとにアカウント申請が必要で、同一商材・同一代理店の場合、発行可能な広告アカウントは1つです。複数の商材で配信を行う場合はアカウントも複数必要になるため、あらかじめ覚えておきましょう。

⑵広告アカウント発行

申請内容、企業・商材審査に問題がなければ、「広告アカウント開設申込」メールに被せて発行されたアカウント名が媒体社から送付されます(アカウント発行が通過しなかった場合もメールが送付されます)。

アカウント発行は原則申請から3営業日以内ですが、確認事項が発生した場合は、発行までお時間が生じる可能性があります。

⑶入稿

アカウントが発行されたら、キャンペーンの入稿を進める必要があります。

以下必要な設定項目の参考例です。特に複雑な手続きも無いため、GoogleやYahoo!広告の運用をおこなっている方であれば躓くポイントも少ないかと思います。

  • Pixel IDの設置:リターゲティング(リタゲ)希望の場合
  • オーディエンス設定
  • キャンペーン作成
  • クリエイティブ作成

⑷キャンペーン審査

キャンペーン詳細・クリエイティブ設定後、管理画面から審査申請を行う必要があります。審査は通常2〜3営業日で完了となるケースが多く、完了後はメールにてお知らせされます。

⑸配信設定

管理画面より確認します。クリエイティブやテキスト、日予算設定などの配信上必要な設定はこのタイミングで設定する必要があります。また、キャンペーン審査に合格しても、自動で広告が配信されないため、管理画面から配信したいキャンペーン・クリエイティブの配信開始設定を行う必要があります。

詳しい設定手順については以下のヘルプ記事をご覧ください。

参考:運用型広告(Standard Ads)|配信を開始・停止する(Smart News Ads ヘルプセンター)

⑹モニタリング

掲載中の広告でもガイドライン違反が確認された場合は、掲載停止となる場合があるのでご注意ください。

⑺掲載レポート

管理画面からの確認が可能です。

予約型(Premium Ads)の場合

大まかな配信設定のフローは以下の通りです。

媒体公式資料より

⑴申し込み

SmartNews Premium Ads専用申込みフォームより、配信開始の5営業日前までに申込みを行う必要があります。申し込み時に企業・商材審査を実施し、問題がなければ媒体社から受領メールが送付されます。

⑵入稿/審査

配信開始の4営業日前にクリエイティブを入稿する必要があります。入稿時にクリエイティブ・LP可否審査を実施し、問題なければ媒体社から受領メールが送付されます。

広告アカウントは、新規取引申請時([与信結果]メール)に発行された管理画面ログインID(メールアドレス)に紐づくため、発行済みのメールアドレス・パスワードでログインいただくと対象の広告アカウントが使用可能となります。

⑶配信開始

配信が開始された旨が記載されたメールが媒体社から送付されます。

※非営業日の場合は翌営業日に送付されます。

⑷配信終了

当初予定した日時に達した時点で、配信は自動的に終了されます。

⑸レポート

配信終了後、4営業日までにレポートが送付されます。レポート送付をもって配信終了のご連絡となります。

まとめ

スマートニュース広告の基本的な概要についてご紹介しました。

弊社オーリーズでもスマートニュース広告の運用をおこなっていますので、スマートニュース広告の配信を行いたい広告主の方はお気軽にご相談ください。

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