AppExchangeとは?インストール手順やおすすめアプリを紹介

Salesforceをより幅広く活用するために「AppExchange」をチェックしてみましょう。AppExchangeはSalesforce上で利用できるアプリケーションを公開しているプラットフォームで、Salesforceの機能を簡単に拡張できます。

この記事では、AppExchangeを利用するメリットやおすすめのアプリケーション、Salesforceにアプリケーションをインストールする手順などを詳しくご紹介します。

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AppExchangeとは

AppExchangeには、Salesforceの機能を拡張するためのアプリケーションが公開されています。ご存じのようにSalesforceは日本を含め世界中の企業で利用されており、数多くのベンダーによる機能拡張アプリケーションがAppExchangeに公開されています。

購入できるアプリケーションの種類は、営業やマーケティングといった業務にフォーカスしたものから、不動産や金融など特定の業界向けのものまで多種多様です。

AppExchangeから自社に必要なアプリケーションを取り入れることで、Salesforceの活用の幅を広げることができます。

AppExchangeはこちら

AppExchangeのアプリケーションを利用するメリット

AppExchangeのアプリケーションを利用するメリットは、主に次の2点です。

  • Salesforceの機能を簡単に拡張できる
  • パートナー企業のサポートを受けられる

上記2点のメリットについて、以下で詳しく見ていきましょう。

1. Salesforceの機能を簡単に拡張できる

AppExchangeのアプリケーションを利用する大きなメリットは、Salesforceの機能を簡単に拡張できることです。

Salesforceには標準でさまざまな機能が用意されていますが、自社の業界や業務にマッチした独自機能を加えたいというニーズもあるでしょう。この時、求める機能を一から開発するには手間やコストがかかります。

一方、AppExchangeのアプリケーションを利用すると、簡単に新規機能の追加や他のシステムとの連携が可能です。AppExchange上で希望のアプリケーションが見つかれば、開発にかかる期間や手間、コストを大幅に削減できます。

2. パートナー企業のサポートを受けられる

利用するアプリケーションによっては、提供元であるパートナー企業の支援を受けられます。AppExchangeにアプリケーションを公開している企業の中には、利用者へのサポートやコンサルティングを実施している場合があります。

アプリケーションの使い方のサポートはもちろん、Salesforceを活用したビジネスやマーケティング全般のコンサルティングを提供しているパートナー企業も少なくありません。

AppExchangeでは、サイト上部にある「コンサルティングパートナー」のタブからパートナー企業を検索できるようになっています。

このように、Salesforce活用について相談できるパートナー企業を探す際にも、AppExchangeを活用できます。

AppExchangeでインストールするアプリケーションの選び方

AppExchangeには数多くのアプリケーションが公開されているので、どれを選ぶべきか迷っている人も多いでしょう。インストールするアプリケーションを選ぶ際は、以下の4つの観点で検討するのが基本です。それぞれ詳しく見ていきましょう。

  • ビジネスニーズで選ぶ
  • 業種・業界に合ったものを選ぶ
  • 料金を確認する
  • 口コミ・レビューをチェックする

1. ビジネスニーズで選ぶ

Salesforceにアプリケーションをインストールしても、自社のビジネスニーズに合わなければ十分に活用されないでしょう。最初に解決したい課題や達成したい目標などを明らかにし、そのために必要な機能を持つアプリケーションを選ぶことが大切です。

AppExhangeの「探索」タブには、「ビジネスニーズ」という項目が用意されています。

ここから「セールス」「マーケティング」「カスタマーサービス」など、自社のビジネスニーズごとにアプリケーションを絞り込めます。

自社のビジネスニーズ向けに、どのようなアプリケーションが公開されているのか確認してみましょう。

2. 業種・業界に合ったものを選ぶ

使いやすいと感じるアプリケーションは、業種や業界によって異なります。そのため、自社の業種や業界に合ったものを選ぶことも大切です。

「探索」タブでは、業種によるアプリケーションの絞り込みができます。

「金融事業」「小売業」「製造業」などさまざまな項目が用意されているので、こちらも活用してアプリケーションを絞り込んでみましょう。

3. 料金を確認する

AppExchangeには、無料から有料までさまざまな価格のアプリケーションが公開されています。予算が決まっている場合は、料金も確認しながら選ぶことが大切です。自社が求める機能を搭載したアプリケーションが複数ある場合も、料金が比較ポイントの1つとなります。

「探索」タブで「Salesforce Labs」を選択すると、無料のアプリケーションだけに絞り込んで検索が可能です。まずは無料アプリケーションから試してみたいという人は、「Salesforce Labs」から検索してみてください。

4. 口コミ・レビューをチェックする

気になるアプリケーションがあれば、口コミ・レビューをチェックしましょう。レビューの星の数や口コミに記載されている具体的な評価など、実際に利用しているユーザーの声は参考になります。

投稿されているレビューは星の数で絞り込めるので、「星が少ないレビューをチェックして具体的な不満点を事前に確認する」といった使い方も可能です。

AppExchangeのおすすめアプリケーション5選

ここでは、AppExchangeのおすすめアプリケーションをご紹介します。幅広い業界で活用できるアプリケーションを5つピックアップしているので、ぜひチェックしてみてください。

1. freee for Salesforce

freee for Salesforceは、会計ソフトのfreeeとSalesforceを連携できるアプリケーションです。商談や請求のデータを双方に連携させることで、部門をまたぐ業務をスムーズに進められます。

freee for Salesforceを活用すると、例えば「Salesforceの受注情報を連携させてfreeeで請求書を発行する」「freeeで管理する入金データをSalesforceからリアルタイムで確認する」といったことが可能です。

会計ソフトにfreeeを活用している企業なら、便利に活用できるでしょう。

2. mitoco

mitocoは、モバイルのカレンダー、ワークフロー、掲示板などが利用できるグループウェアです。AppExchangeのアプリケーションを使うとSalesforceとmitocoを連携でき、Salesforceの利便性を向上できます。

mitocoを連携させることで、Salesforceのライセンスを持っていないユーザーでもSalesforce上のカレンダー・取引先・取引先責任者などの情報を共有できるようになります。そのため、例えば営業部門しかSalesforceのライセンスを使えない場合でも、情報を一元化することが可能になります。

3. Sansan

Sansanは、スキャナーやスマートフォンで名刺をスキャンすることで顧客情報を取り込み、データ化できるサービスです。SansanとSalesforceを連携するためのアプリケーションがAppExchangeで公開されています。連携アプリケーションを使用することで、Sansanでデータ化した名刺情報をSalesforceの顧客情報と連携でき、Salesforce上に充実した顧客マスタを構築することが可能です。

Sansanはデータの正規化や名寄せにも対応していて、顧客データの表記ゆれや重複を簡単に解消できます。顧客情報の管理について、精度や効率を高めたい時におすすめです。

4. チームスピリット

チームスピリットは、勤怠管理・工数管理・経費精算をSalesforce上で行えるサービスです。機能によって「チムスピ勤怠」「チムスピ工数」「チムスピ経費」と3つの製品が用意されていて、単体でも複数の組み合わせでも導入できます。

上記3つの製品を併せて導入すると、バックオフィス機能を一元化することが可能です。Salesforce標準アプリで領収書をスマートフォンで読み取って経費精算するなど、業務を効率化する機能が充実しています。

5. KDDI Message Cast for Salesforce

KDDI Message Cast for Salesforceは、Salesforceに登録されている情報を使ってSMSを送受信できるアプリケーションです。特定の顧客への個別送信はもちろん、複数の宛先を選択した一括送信にも対応しています。

宛名の差し込みや短縮URLの挿入、送受信結果の確認など、SMSを使ったマーケティングに役立つ機能が多く用意されています。SMSを活用中もしくはこれから活用を検討している企業におすすめです。

AppExchangeでアプリケーションをインストールする方法・手順

AppExchangeでアプリケーションをインストールする手順は以下の通りです。

まず、Salesforceの設定画面左上の「クイック検索」から「AppExchange」と検索して、AppExchangeを立ち上げます。

次に、上部の検索ボックスに業種やアプリケーション名などを入れて検索しましょう。

検索結果一覧からインストールしたいアプリケーションを選んだら、「今すぐ入手」をクリックします。

画面の指示に従い、Salesforceアカウントにログインしてください。

インストール先を選択する画面が表示されます。本番環境にインストールする場合は、「ここにインストール」をクリックしましょう。

次に表示される、インストールするアプリケーションの情報や共有されるデータを確認しましょう。問題なければ「利用規約を読み、同意します。」にチェックを入れ、最下部の「確認してインストールする」をクリックしてください。

続いて「管理者のみのインストール」「すべてのユーザーのインストール」などインストール先を選び、「インストール」をクリックします。これでインストールは完了です。

インストールしたアプリケーションを確認するには、設定画面左上の「クイック検索」から「インストール」と検索して、「インストール済みパッケージ」をクリックしましょう。

一覧の中にインストールしたアプリケーションが表示されれば、正常にインストールできています。

まとめ

Salesforceは標準機能だけでも多くの業務に対応できますが、機能を拡張できるアプリケーションをインストールすることで、より活用の幅が広がります。AppExchangeにはさまざまなアプリケーションが公開されているので、自社のビジネスニーズに合うアプリケーションを探してみてはいかがでしょうか。

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